パーキンソン病最新治療薬(治験段階)

パーキンソン病、レビー小体病に対して海外では現在において様々な薬剤が臨床治験されています。
1)ミトキノン(フェーズ1)
ミトコンドリアの膜表面で酸化ストレスを防ぐ
2)N-アセチルシスティン(フェーズ2)
脳内・血中のグルタチオンを増加させ、活性酸素の障害作用から細胞を保護する
3)イスラジピン(フェーズ3)
L型チェネルアンタゴ二ストで細胞内カルシウム流入を阻害して、神経を保護する
4)GM1ガングリオシド(フェーズ2)
神経細胞の表面に存在する物質で、障害されたニューロンを修復する
5)デフェリプロン(フェーズ2)
過剰な鉄を除去することで細胞を保護する
6)二ロチニブ(フェーズ1)
チロシンキナーゼ阻害薬、αシヌクレインに対するオートファジーによる分解を促進
7)ワクチン/PD01A、PD03A、PRX002,PRX003(フェーズ1)
αシヌクレインに対する能動免疫・受動免疫を用いる
我が国においても、金沢大学神経内科でポリフェノール・フェノール化合物がin vitroで濃度依存的にαシヌクレイン・オリゴマー形成を抑制し、同時にシナプス毒性を軽減したという報告がありました。ここで使用されたフェノール化合物は5種類で、ミリセチン、フェルラ酸、ノルジヒドログアイアレイン酸、クルクミン、ロスマリン酸でした。
現在行われている、パーキンソン病、レビー小体病の薬物治療には非常に課題が多く、神経にダイレクトに作用するために、神経系の副作用が非常に多い事が問題であり、多剤大量処方によって、若年性パーキンソン病の症例で薬剤性幻覚、認知症、せん妄、舞踏病不随意運動などを誘発された症例も数多くみられました。多剤大量処方を好む臨床医が少なくないのも問題であり、明らかに薬剤によって病状が著しく悪化している症例が多いのが現実です。上記のような病態の根幹に作用する根治的な薬物治療の早期導入が望まれます。
8月20日の第2回フェルラ酸研究会において、多剤大量処方で病状が著しく悪化した悲劇的な症例をいくつか紹介します。興味のある方はぜひお越しください。


新横浜フォレストクリニック
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by shinyokohama-fc | 2016-07-30 10:10 | 治療
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