第2回認知症治療研究会

先日13日(日曜日)に「認知症治療研究会」の第2回総会がパシフィコ横浜の会議センターで行われました。当日は横浜マラソンと日が重なりましたが、昨年よりも多い600名弱の参加者があったそうで、私のクリニックに通院中のご家族の方も数名参加していただきました。私は今回の教育講演を副会長の河野和彦先生に2年前から依頼されていたので、自宅で20回以上リハーサルしたのですが、やはりあれだけの大ホールで講演した経験がなく、他の百戦錬磨の演者の先生方と比べますと、非常に聴きつらい内容で大変申し訳なかったと思っています。45分間の講演で2つの疾患を取り上げたのでスライドがビジーになりすぎました。そのうえ20年前から進化していない面白みのないスライドで、他の演者の先生方のカラフルで豪華なスライドを見て嘆息しました。内容も専門ではない方々には堅苦しすぎたと思います。やはり私は講演よりも文章を書くほうが自分の思い通りの表現ができるような気がします。もう少し文章を減らして、わかりやすい動画を中心にしたほうが良かったかもしれないと反省しています。15年前に学会発表して以来だったので、私だけ15年前で止まっていて取り残されてるような気がしました。
他の演者の先生方の講演はすべて素晴らしかったです。私と同じ教育講演では在宅医療の草分け・パイオニアとも言うべき長尾和弘先生、新しい在宅医療のリーダーの松嶋大先生の話は動画満載で患者側目線で発信される内容であり、聴講しに来られた方々も非常に共感できたのではないかと思います。
ランチョンセミナーの木村武実先生による「前頭側頭葉変性症(FTLD)に対する臨床研究シリーズ」も大変貴重で価値の高い研究発表でした。アルツハイマーあるいはレビー一辺倒の学会において、これほどまでFTLDの症例を臨床研究している方はいないのではないかと思いました。
午後のリハビリテーションで著名な酒向正春先生の特別講演、副会長の河野和彦先生の基調講演は見事でした。
最終演題は昨年の第1回でリバスチグミンで聴衆を驚かせた、池袋病院(埼玉県川越市)の副院長、脳神経外科の平川亘先生でしたが、今年はシロスタゾールで再び驚かされました。脳外科の緊急対応・手術などをしながら、これだけ多くの認知症患者を外来で診察し、かつ治療効果を細かく分析されている事には脱帽するしかなかったです。
今回は情報交換会などで、長尾先生、酒向先生、平川先生らと非常に有意義な臨床談義ができた事が私にとって何よりの収穫でした。それぞれ分野は違いますが、「患者を良くしたい」という信念のある本物の臨床医の先生方と話ができて良かったと思いました。


新横浜フォレストクリニック
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by shinyokohama-fc | 2016-03-15 08:54 | 治療
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